「4年目の進歩は非常に大きい」RB代表も認める角田裕毅の”成長ぶり” 好調な今季は「ミスなく週末を乗り切っている」
今週末に行われるF1第7戦エミリア・ロマーニャGPで、角田裕毅(RB)には2戦連続でのポイントゲットが期待されている。今季はここまで、豪州、日本、マイアミの3レースでポイントを獲得、予選でも速さをみせるなどシーズン序盤から高いパフォーマンスを発揮。チームメイトのベテラン、ダニエル・リカルドを毎レースのように上回るリザルトを残しており、多くのチーム関係者からの関心も惹きつけている。 【動画】角田裕毅がまたも入賞!絶妙なピットストップで7位に浮上したシーンの映像 もちろん、F1という最高峰の舞台で4年目を迎えている角田のここまでの走りに対し、所属のRB首脳からの評価も高い。チーム代表のローラン・メキースが、角田の印象を語った声が海外メディアで伝えられている。 米モータースポーツサイト『DaxStreet』の現地時間5月13日(日本時間14日)、メキース代表のコメントを紹介する特集記事を配信した。同メディアは、今季のRBについて「リカルドは今年、マシンのペースについていくのに苦労している。その一方で、ツノダは開幕から5戦でチームのトップドライバーになっている」とそれぞれのドライバーの内容を振り返った。 その上で、「RBのボス・メキースは、4年目のシーズンで大きく成長したツノダを称賛した」と綴っており、チーム代表の言葉を掲載。「ユウキは今年すごく成長した。彼は1年目から2年目、2年目から3年目にかけて良くなった。しかし、3年目から4年目にかけて彼が示した進歩は非常に大きい」とシーズン毎での成長を評している。 さらに、「今では彼は速いだけでなく、ミスなく週末を乗り切ることができている。それは私たちがすでに知っていたことだが、彼はそれをオーストラリアでも、日本でも、そしてマイアミでもそれに近いパフォーマンスをみせた」として、予選から決勝を通しての安定感も強調。 また、トピック内では、「ツノダは今年、より成熟した姿も見せた。F1に参戦して間もない頃は、感情的になってしまうこともあった」と同メディアの見解も記されている。4シーズン目の今季は、感情もコントロール出来ていると指摘しており、メキース代表も「それは彼のラジオメッセージで聞くことができる。彼はトラックの内外で成長している」とレース中での対応を挙げ、日本人ドライバーの冷静さに太鼓判を押している。 角田に対しては他にも、「彼ならもっとうまくやってくれると私たちは信じている」として、期待を寄せるメキース代表の言葉も紹介されている。いよいよ幕を開けるヨーロッパラウンドでも、成長途上の24歳の走りに大きな注目が集まることは間違いない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]