<佐倉綾音>「らんま1/2」インタビュー(2) 小太刀の声と魂を引き継ぐ覚悟 収録秘話
収録では、「皆さん、やっぱり容赦なくて、それがすごくうれしかったですし、楽しかったです」と振り返る。
「小太刀として扱ってもらえて、収録が終わった後もすごくうれしい言葉をいっぱいいただきました。『(小太刀役が)あやねるって聞いた時に大丈夫だと思ったよ』と言ってくださる先輩がいたり、『振り切っていてすごかったね』と言ってくださる先輩もいて。別の現場では、杉田さんが『兄妹の小太刀が佐倉でよかった』と言ってくださったり、とにかくモチベーションが上がるような言葉をたくさんいただいて。輪に入れていただいた感じがして、とてもうれしかったです。休憩中には、当時のエピソードをいっぱい聞かせてもらえて、そんな歴史が一人一人にあって、令和の『らんま1/2』までたどり着いているんだなと感じました」
◇「らんま1/2」が自分事になったことへの喜び
小太刀役として最初の収録を終え、佐倉さんは「自信なんて全くなかった」と思いを吐露する。
「小太刀の役どころとして、自信満々な気持ちは忘れないようにしつつ、いざ自分に戻ると自信なんか全くなくて、ペラペラで。自信もなければ、不安のほうが大きいのですが、先輩たちの言葉にたくさん助けていただきながら、ひとまず最初のアフレコを終えられたなという感じです」
自身のリミッターを解除し、全力で挑んでいる小太刀役。改めて“1989年版”アニメで小太刀を演じた島津さんのすごさを感じているという。
「高笑いした後、もう酸素がなくて、ずっとクラクラしていました。これを毎回演じるのは大変だと思って。とても貴重な経験をさせていただいています。やはり小太刀の持っているパワーはすごいんだな、小太刀と一緒にずっと歩いてきた島津さんは、すごくパワフルな方なんだろうなと改めて思いを馳(は)せました」
第2弾PVで佐倉さん演じる小太刀がお披露目された時、ファンからは「めっちゃ小太刀だ」「グッときた」「すごい」とファンからの大きな反響が上がった。