奈良・平城宮跡でスタレビ、三戸なつめ、植村花菜熱唱
世界文化遺産に登録された奈良市にある「平城宮跡」の秋を彩る恒例のイベント「平城京天平祭」が1日、同所で行われ、FM大阪が企画する「スペシャルステージイベント」にSTARDUST REVUE(スターダスト・レビュー)、植村花菜、そして地元奈良出身の三戸なつめが登場し、ラストのコラボレーションでは3000人を越える観客とともに古都に歌声を響かせた。
地元出身、三戸なつめ「前髪切りすぎた」熱唱
同祭は、奈良時代の華やかな様子を再現した花の展示や古代行事の再現などが行われる恒例行事で、今年も約1万3000人が入場した。大極殿前に特設ステージが組まれ、MCには奈良出身のDJ赤松悠美が登場し、ステージを盛り上げた。 また、観覧フリーのスペシャルライブとあって、最初からすごい盛り上がり。その中でトップバッター地元の奈良市出身、三戸なつめが真っ赤なツナギ衣装で登場。開口一番「地元奈良に帰ってきました!」と叫び、映画の主題歌となった「コロニー」や「8ビットボーイ」、デビューソング「前髪切りすぎた」など6曲を熱唱した。 また「地元奈良にも大好きなおやつをプレゼントしようと持ってきました」と客席に下りてお菓子を配って歩くなど、笑顔に包まれた楽しいステージとなった。
トイレの神様に涙する観客も
続いて登場したのは、今年デビュー10周年を迎え、9月に初のベストアルバムをリリースした植村花菜。「9か月になるという息子にうっとうしいくらい可愛いと言ってます」と笑顔で語り「全然泣かないんですよ!ほんとに」と充実した日常をファンに報告した。 そして、何気ない幸せな日々をつづった新曲「なんてことない日々」などを披露し、代表曲「トイレの神様」を熱唱すると、多くの観客の涙を誘うなど感動のステージとなった。
スタレビはアカペラで登場「夢伝説」など披露
トリは根本要率いるスターダスト・レビューが登場し「今日は平城京の建物にも歌を聞かせるつもりです」と、メンバー全員のアカペラによる「AMAZING GRACE」ではじまった。 「僕たちは新曲は無いんで」と言い観客を笑わせると「アコースティックで普段やらない音をお届けできたらと思います」とヒット曲「夢伝説」「今夜だけきっと」「木蘭の涙」など5曲を熱唱。観客からは割れんばかりの拍手と声援が贈られていた。 最後には、出演アーティスト全員でこの日限りのコラボレーションで「愛の歌」を歌唱。3組のアーティストによる世代を超えたコラボレーションに観客も加わっての大合唱となり、盛り上がったままエンディングを迎えた。