創作チーズ料理と「原価に近い」価格のアルコールドリンクを紹介する「原価ビストロチーズプラス 名古屋錦店」スタッフ

　低価格のアルコールドリンクと創作チーズ料理を売りにする「原価ビストロチーズプラス 名古屋錦店」（名古屋市中区錦2）が7月3日、地下鉄伏見駅近くにオープンした。（サカエ経済新聞） 【写真】「シカゴビザ」「国産生ブッラータとボロネーゼパスタ」など創作チーズ料理 　「チーズ＋何か」をコンセプトにフレンチやイタリアンの要素で作る創作チーズ料理を提供する同店。京都の飲食店運営会社「THAN（サン）」が現在、関西・東海に10店舗を展開する。 　名古屋錦店の店舗面積は56.19坪で、1、2階に計88席を設ける。 　「原価に近い」（同社）という価格のアルコールドリンク（約120種類）は、ハイボール（64円～）、サワー（75円～）、焼酎（86円～）、生ビール（260円）、グラスワイン（315円～）、ボトルワイン（2,200円～）、あふれるほど注ぐ「なみなみスパークリング」（338円）など。ウーロン茶やジュースなどソフトドリンク6種は「原価以下」の1円で提供する。別途チャージ料550円（フォカッチャ食べ放題付き）がかかる。 　フードメニューは約60種類。カットするとチーズが流れ出る「生ハム温玉シカゴビザ」（2,079円）、「国産生ブッラータとボロネーゼパスタ」（1,980円）などのパスタ、「赤身ステーキ」（1,815円）などの肉料理、「オードブル盛り合わせ」（990円）、「京風出汁（だし）で炊いたフレンチおでん」（396円）、「世界のチーズ盛り合わせ」（3種＝990円～）、「ベイクドチーズケーキ」（539円）など。料理に使うチーズはフランスやイタリアなどのほか、滋賀・竜王の湖華舞（こかぶ）牧場直送のチーズなど10種類以上。 　平日限定のランチメニューは、パスタやリゾット、肉料理（以上、サラダ・スープ付き＝1,000円～）を用意。ソフトドリンクとデザートのセット（300円増し）が付けられるほか、アルコールドリンクも注文できる（チャージ料不要）。 　THAN広報の大釜灯さんによると、「お酒好き」という同社の織田裕貴社長が「飲食店で食事をする際にドリンクの金額がかさむのが気になる人もいるのでは」と考えた業態だという。ソフトドリンクに関しては、「原価ビストロチーズプラス」オープンから1、2年は150円で提供していたが、「お酒を飲まない人も気を使わないようにしよう」と潔く1円に変更。大釜さんは「ドリンク価格が安いという特徴をきっかけに、たくさん店に来てもらえれば。年齢制限を設けられることも多い子どものドリンク代も気にすることもない。ファミリーでも利用しやすいと思う」と話す。 　営業時間は、ランチ＝11時30分～14時（月曜～金曜）、ディナー＝17時～23時（金曜・祝日前は24時まで、土曜・日曜・祝日は16時から）。日曜定休（7月中は営業）。