スポルティング指揮官、過熱する去就報道へ苛立ち…リヴァプール行きが噂「私をイラつかせる唯一のことは…」
スポルティングCPのルベン・アモリム監督は、自身の将来に関する過熱する噂について語った。 ブラガの指揮官を経て2020年3月からスポルティングの指揮官に就任したアモリム監督。昨シーズンこそプリメイラ・リーガ4位に甘んじたものの、優勝1度、2位1度と直近の3シーズンでチームは安定したパフォーマンスを見せており、今シーズンもここまでリーグ首位を走るなど、39歳の同指揮官の手腕は高く評価されている。 これを受け、アモリム監督の去就には以前から大きな注目が集まっていた。そして今夏、ユルゲン・クロップ監督が退任することが決まったリヴァプールが同指揮官の招聘に動くのではないのかと広く報じられている。さらに、一部メディアはスポルティングがアモリム監督の後任としてバイエルン・ミュンヘンのアシスタントコーチであるアンソニー・バリー氏に興味を持つとも報じていた。 その動向に大きな注目の集まるアモリム監督は、2日のタッサ・デ・ポルトガル準決勝セカンドレグのベンフィカ戦を前にしたプレスカンファレンスで自身の将来やすでに後任の噂が出ていることについて「このような噂を無視することはとても重要なことだ」と話し、噂への苛立ちをあらわにした。 「私をイラつかせる唯一のことは彼ら(メディア)がすでに私の後任を決めてしまったことだ。これが一番に腹を立てさせたものだ。このようなことはないから、落ち着くためにヴィアナ(スポーティングディレクターのウーゴ・ヴィアナ氏)と今日話をしたほどだ」 また、選手たちがこの報道の影響を受けているかと問われたアモリム監督は、その可能性を否定して自身が現在のスポルティングの指揮官であることを強調した。 「これはフットボール選手の人生の一部だから、彼らへの影響はない。選手たちに影響を与えるものは彼ら自身の将来だ。全員が自分自身のことを考えている。選手たちが他クラブとの交渉に関わっていれば、試合への準備に影響を与え得る。選手たちにとって当然のことだ。しかし、それが監督の場合であれば、彼らはそのことについて考えたりはしない。私が現在のスポルティングの監督であり、唯一のスポルティングの監督だ」