34チーム集結勇壮な響き 佐倉 27日まで太鼓まつり
佐倉市飯野の自然体験施設「佐倉草ぶえの丘」で26日、第10回太鼓まつりが開幕した。市内を含む関東近郊の34チームが集い、緑豊かな会場に勇壮な太鼓の音色を響かせた。27日まで。 初日は施設の多彩な景観を生かした四つのステージで各チームの出演者が華麗なばちさばきを披露。夕方には「幻想夜舞台」と銘打たれた特別イベントが行われ、深まる夜と光の演出を背にした迫力の演奏やそろい打ちで観衆を沸かせた。 会場では大太鼓のふれあいコーナーや和太鼓のワークショップも催され、親子連れでにぎわいを見せた。 同まつりは、太鼓文化の振興や出演者の交流機会の確保を目的に2015年に初開催。実行委員長で、市内のチーム「佐倉太鼓衆」会長の杉本正夫さん(68)は第10回の節目を迎え「当初は手探りだったがここまで続いてびっくり。和太鼓で“輪”を広げるという思いに共感するチームが増えてきた」と感慨深げだった。 27日にも合同そろい打ちや第10回記念の「春夏秋冬盆踊り」を予定している。