写真に納まる楽天ドラフト1位の明大・宗山（右）と日本ハムドラフト3位の同・浅利（撮影・江口和貴）

＜プロ野球ドラフト会議＞◇24日 　日本ハム3位で指名された明大・浅利太門投手（4年＝興国）が、楽天1位宗山との対戦を思い描いた。同じパ・リーグの球団から指名され「プロ野球の世界で敵として対戦できる機会があればうれしい」。対戦した場合は「真っすぐで押して、バット1本折ってやりたいと思います」と意気込んだ。 　186センチ、88キロの恵まれた体格を生かした最速154キロの直球に加え、スライダー、カットボール、チェンジアップと変化球の精度も高い即戦力右腕。明大では3年春から主に救援で活躍した。ピンチで流れを呼び込むメンタルの強さも魅力的だ。自身のセールスポイントについて「角度のあるストレート。回転数も含めて。分かっていても打てないまっすぐっていうのが自分の武器です」と強調した。 　この日、続投を表明した新庄監督には「メンタルの持ち方や、考え方をうかがいたい」。エスコンフィールドでは8月31日に東京6大学選抜の一員として、日本ハム2軍戦に登板し、8回途中から1回1／3を無失点。「球場に圧倒された。あそこでもう一度試合ができるのは光栄」。縁のある北の夢舞台で、力強い投球を披露する。