星稜、注目も力に 選手ら最終調整 千葉・習志野ときょう2回戦 /石川
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場している星稜は28日、2回戦で習志野(千葉)と対戦する。選手は27日、大阪府豊中市の豊中ローズ球場で最終調整を行った。【岩壁峻】 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 履正社(大阪)との1回戦で17奪三振の完封勝利を挙げた奥川恭伸投手(3年)はこの日、ブルペンで20球ほど投げ込んだ。「高めに浮いた球が多かった」という初戦の反省から、低めへの意識を徹底した投球を心がけたという。中4日で臨む習志野戦。「疲れはちょっと残っている感じ」と苦笑いしたが、「体が少し張っているくらいの方がいいかな」と問題視しなかった。 初戦にして難関を乗り越えた疲労感は、他の選手も相当なもの。トレーナーの田中良和さん(49)は「『疲れていないです』と話していた選手も、はりを少し打つだけでゴーッと寝てしまった。大観衆の中でプレーして気が張っていたのでは」と気遣う。高まる注目度に加え、習志野の強烈なブラスバンドも難敵。勝ち進む上では、心の持ちようも鍵になりそうだ。 1回戦に先発して好投した習志野の山内翔太投手(2年)対策として、同じ左腕を登板させた打撃練習にも時間を割いた。一方で、主戦の飯塚脩人投手(3年)は最速145キロの本格派右腕。タイプの違う2投手をともに攻略したい。 試合は午後2時開始予定。