キッチンカーかと思ったらラグジュアリーな居住空間が広がる! 内外装をブラックアウトしたキャブコンが贅沢さの極み
2024年9月14日(土)~15日(日)の2日間、パシフィコ横浜で「横浜キャンピングカーショー2024」が開催されました。神奈川県最大級のキャンピングカーショーということもあり、多くのキャンピングカーユーザーやこれから購入を検討している方などで会場は大盛況。会場では国内外のキャンピングカー約130台が展示され、ファンたちは熱心に見入っていました。今回は同イベントにソトラバ編集部が潜入し、魅力たっぷりのモデルに注目してみました。 【写真】ラグジュアリーなキャブコンバージョンの中身を見る(全19枚)
コーヒー愛好家垂涎の贅を尽くしたキャブコン
個人的な意見で恐縮ですが、キャンプ好きな人にカフェ好きが多いと思うのは私だけではないはずです。仕事柄、色々なキャンプサイトにお邪魔することも多く、そこにはケトルやバーナー、コーヒーミル、個性的なカップが並べられ、のんびりとコーヒータイムを楽しんでいる人たちに出会います。雄大な自然がそうさせるのか、キャンプという概念がそうさせるのかは不明ですが、各サイトはそれぞれオリジナルのカフェのようで取材の楽しみとなっています。 そんなカフェ好きのキャンパーさん垂涎のモデルがダイレクトカーズの「TRIP BLACK EDITION」です。同モデルはトヨタ・カムロードを使用したキャブコンバージョンであり、トヨタ・ダイナ(トラック)をベースにしたキャンピングカー専用のベースモデルです。高い安全性とキャンピングカーとしての創造性を支える自由度が魅力。そのカムロードにダイレクトカーズのクラフトマンシップを加えたモデルは、上質な空間と遊び心が具現化され、一般的なキャブコンとは一線を画す存在感が漲っていました。
余裕たっぷりのキッチンは本格派の調理が楽しめる
全長5150mm×全高3050mm×全幅2160mmのボディサイズは威風堂々としたもので、その左側面には日本の道路事情に合わせた大きなドアが設けられています。室内に目を移すとそこには上質な空間が用意され、備え付けられた家具類は大人の上質感が漂っています。 室内の左サイドにはシンクを有したキッチンがあり、IHコンロや瞬間温水ボイラーを備えているので快適さはお墨付き。左後方にはシャワールーム(マルチルーム)を望むことができ、温水シャワーが使用できるので長期のキャンプや旅行で大きなアドバンテージなるはずです。 エントランスの横には148Lの容量を持つ大型冷蔵庫を備え、十分な食材を保存することが可能。キャンピングカーとして重要なベッドルームは室内の右後部、リビングスペースの後ろに常設のセミダブルベッドを備え付け、サイズは余裕の1850mm×1100mm。サイドとリヤの2面に大きな窓が与えられ解放感も抜群。 もちろんウインドウシェードを閉めれば完璧なプライベート空間を作り出すことができるので、質の高い睡眠を提供してくれます。また運転席の頭上にあるバンクスペースにも1980mm×1360mmの跳上げ式ベッドが用意され、こちらにも大人2名が就寝できます。
コーヒータイムを満喫できるオープンカフェを完備
TRIP BLACK EDITIONの魅力は、ボディ右サイドにあるキッチンの窓。壁面にある大きな窓を開けるとキッチンカーを思わせるレイアウトとなり、サイドオーニング(オプション設定)を伸ばせば本格的なオープンカフェの完成です。 同モデルを手に入れれば自分だけのカフェとしてキャンプ+コーヒータイムが楽しめるのは大きな魅力。タープの下にお気に入りのテーブルとチェアを並べ、キッチンからカフェメニューを提供するのは楽しい時間になることでしょう。上質な空間と充実した時間が楽しめるTRIP BLACK EDITION。大人の休日を彩る最高級のキャブコンは、カフェ好きキャンパーさんにおすすめです。
並木政孝