山口で「ビジネス創出イベント」 トークショー、起業家ピッチなど多彩に展開
ビジネス創出に向けたイベント「Megribaフェス2025」が1月19日、産業交流スペース「Megriba(メグリバ)」(山口市小郡令和1)で開催される。(山口宇部経済新聞) 【写真】過去のイベントの様子 同施設の周知を目的に開くイベント。当日はメインホールを中心に会場を複数のエリアに分け、起業家や経営者のゲストトークやコンテストを行うほか、企業紹介ブースの出展、キッチンカーの出店など多彩に展開する。 同施設の友永翔施設長は「新しいビジネスを創出する拠点として事業者や感度の高い方に知られてきたことから、一般市民の方に起業への理解を深め、親しんでもらう方向にシフトした。一般の方が起業に触れることで、起業家を応援する土壌作りとなり、地域活性化にもつながる」と話す。 メインホールでは、芸能プロダクション「タイタン」(杉並区)の太田光代社長や、「BEAMS」のシニアクリエイティブディレクター・土井地博さん、映画監督の馬杉雅喜さんらによる「ゲストトーク」(各回定員300人、要事前申し込み)のほか、ビジネスプランコンテストや起業家ピッチを行う「起業家ステージ」、県内で活躍する企業や起業家、その支援機関など、ビジネスに関する様々な事業者の「ブース展示」などを行う。 自由通路では、過去にチャレンジショップやシェアキッチンなど同施設を利用して起業や事業を行った事業者が20組以上出店する「メグリバマーケット」を開く。出店するのは、「三角チーズサンドパン専門店」(三角チーズサンドパン)、「和っと芋」(さつま芋チップスなど)、「douze cannelé」(焼き菓子)、「フラワーショップルミエ」(ドライフラワー・アレンジ作品)など。 会議室では、土井地さんによる「伝統工芸×」をテーマにしたワークショップを行うほか、「出会いの広場」にはキッチンカーが来場する。 友永施設長は「山口で活動している方を山口の方に知ってもらうことが地域活性化の一歩になる。長丁場のイベントなので、どれかお目当てのコンテンツの1時間前後だけでも来場してほしい。これから起業を考えている人や新規事業に挑戦したい人には、ヒントやアイデアを受け取る場になるのでは。様々な企画を生で体感してもらうことで『自分にもできるかもしれない』と思ってくれる人が現れてほしい」と来場を呼びかける。 「今後は誰でも参加できるような教育プログラムを充実させていく。アイデアやスキルがなくても『なにかやってみたい』という気持ちを掘り起こしていけたら。明確なやりたいことがなくても、小さなことから発展させていくこともできる。副業も当たり前の時代の中、線引きをせずに選択肢の中に起業が入ってくれたら」とも。 開催時間は、10時~20時。
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