「エイサ、オイサ」みこし担ぎ勇ましく対岸へ 豊後大野市で「緒方三社川越しまつり」
800年以上続くとされる伝統行事「緒方三社川越しまつり」が16日、大分県豊後大野市緒方町の原尻の滝周辺で始まった。みこしを担いだ締め込み姿の男衆が夜の緒方川を勇壮に渡った。17日まで。 午後6時に三の宮社のみこしが出発。同7時、約30人の男衆が「エイサ、オイサ」のかけ声とともに、川の中の大鳥居をくぐって対岸の二の宮社へ。近くの一の宮社からも到着した。 多くのアマチュアカメラマンが訪れ、勇ましく練り歩く男衆の姿を収めていた。17日は神楽奉納などの後、午後6時から三の宮社のみこしが再び川を渡り、神社に戻る。 周辺にある3神社は武将・緒方三郎惟栄(これよし)が建てたと伝えられる。一の宮社には父の仲哀天皇、二の宮社には子の応神天皇、三の宮社に母の神功皇后が祭られる。親子3人で楽しく過ごすため、年に1度、三の宮社のみこしが川を渡っている。