どうなる?今後の米露関係…プーチン大統領、トランプ氏に祝福と称賛 これまで3度“直接会談”
日テレNEWS NNN
ロシアのプーチン大統領が、アメリカ大統領選を制したトランプ氏に対し称賛と祝福の言葉を送りました。 ◇ 世界中が注目したアメリカ大統領選挙から2日。ようやく口を開いたのは… ロシア プーチン大統領(ロシア・ソチ、7日) 「皆さん、こんにちは」 ロシアのプーチン大統領です。朗らかな様子で、国際会議に登壇しました。早速、トランプ前大統領の勝利について問われると…
ロシア プーチン大統領 「まず言えることは、命を狙われたときの彼の行動に私は感銘を受けた。彼は勇敢な男だった」 演説中に銃撃された際、すぐに拳を振り上げた行動について、「感銘を受けた」と称賛。そして… ロシア プーチン大統領 「この場を借りて、アメリカ大統領に選出されたことを祝福する」 トランプ氏の勝利を祝福しました。
2人が初めて直接会談したのは、トランプ氏が就任して半年後の2017年。 トランプ大統領(当時)2017年7月 「米露にとって前向きなことが多く起きることを期待している」 この時、予定を大きく超える2時間15分にわたり会談。会談後、プーチン氏はトランプ氏の印象について… プーチン大統領(2017年7月) 「個人的な関係を築けた。テレビで見るのと(トランプ)大統領はだいぶ違った」 さらに「質問に対し、素早く分析して答える人だ」と評価しました。 良好な米露関係のスタートに見えました。
しかし、アメリカ国内では、ロシアが大統領選挙に介入していたとされる「ロシア疑惑」が噴出。トランプ氏の側近などが次々と起訴される事態に。トランプ政権は、ロシアへの制裁を強化したほか、シリア情勢などをめぐり、対立は鮮明になりました。 ◇ 「冷戦以降最悪」とも言われる関係の中で、再び会談。 トランプ大統領(当時)、2018年7月 「米露関係が今より悪かったことはなかった。だが、それは約4時間前(=会談開始時)に変わった」 トランプ氏は、関係改善をアピールしたものの、冷え込んだ関係は続きました。