50代 胸やけ、ムカムカ、胃痛「逆流性食道炎」の8つの症状
胸やけ、ムカムカ、胃痛の正体は逆流性食道炎!?典型的な症状を専門の医師、関 洋介先生にお話をうかがいました。 50代から起こりやすい「カラダの不調」
胸のムカムカだけじゃない!止まらない咳、喉の詰まり感も逆流性食道炎の可能性あり
「口の中にこみ上げてきたものや胸のムカムカの原因は『胃酸』の可能性があります。胃にあるべき胃酸が、食道のほうに上がってきてしまっているのです。すぐに症状がよくなったのでしたら問題ないかもしれないのですが、逆流性食道炎になっている可能性はあります。以下に挙げるような症状が頻繁に起こったり、つらい症状が続くようなら、一度消化器内科を受診することをおすすめします」と関 洋介先生。
あなたはいくつ当てはまる?注意が必要な自覚症状をチェック
●食事のあと、胸やけがひどく、吐き気がすることもある。 ●寝ようと思って横になると、胃酸がこみ上げてくる。 ●たくさん食べると、ひどい胃もたれでつらい。 ●普段から酸っぱいものがこみ上げてくる。 ●喉に圧迫感があって、息がなんとなく苦しい。 ●胸がチリチリと痛むことがある。 ●咳がなかなか止まらない。 ●歯がもろくなる。 胸やけや胃もたれはわかりますが、胸の痛みや咳を引き起こすことがあるのですね。 「そうなんです、胸やけや胃もたれなら消化器内科を受診するので逆流性食道炎も見つかりやすいのですが、胸の痛みの場合、心臓の病気を疑って受診しても、心臓は大丈夫ですと診断され逆流性食道炎に気づかず放置されてしまうことも。また咳の場合、呼吸器科に行って咳喘息と診断され、アレルギー疾患の薬を処方されてしまい、なかなか治らないというケースもあります」。(関先生、以下同) 逆流性食道炎について知っているかどうかで、ずいぶん心構えが変わりますね。 「はい。食道に炎症を伴う逆流性食道炎を含む、胃食道逆流症は多くの方がり患する可能性のある病気。きちんと知っておくことが早めの治療、予防につながります」。
おなかが張る、食事をしたあとも胃がもたれる、食べたあと気持ちが悪くなる、食事の途中で満腹になってしまう、なども逆流性食道炎の症状。