V・ファーレン長崎の下平隆宏監督、「幸せと喜び」を胸に決勝進出へ。秋野央樹は3位でPO進出も「意識しすぎない」と油断せず
下平隆宏監督、「幸せと喜び」を胸に決勝進出へ
2024J1昇格プレーオフ(PO)が12月1日から開催される。準決勝でベガルタ仙台(J2のレギュラーシーズン6位)とPEACE STADIUM Connected by SoftBankで対戦するV・ファーレン長崎(同3位)の下平隆宏監督と秋野央樹が会見に出席した。PO準決勝を制して、決勝に進出するのはどちらなのか。 【トーナメント表】2024 J1昇格プレーオフ 下平監督は準決勝に向けて「プレーオフの準決勝1戦目、J1昇格の目標のために重要な一戦になる。リーグ戦から期間は空きましたけど、いい準備はできていると思いますし、森山(佳郎)さん率いる仙台を迎え入れる準備はできています」と準備万端のようだ。 長崎は今季の第2節で仙台をホームで迎え撃ったが、1-2の敗戦。さらに、アウェイでの一戦では2-2の引き分けとなり、今季のリーグ戦では一度も勝てていない。仙台の印象について下平監督は「リーグ戦で我々のホームでやられていて、そこからゴリ(ベガルタ仙台の森山佳郎監督の愛称)さんらしいサッカーができている印象。1人1人がファイトして戦うゴリさんらしさが出ている。リーグ戦で勝てていないので、その借りはピースタ、我々のホームで返したい」とコメントした。 さらに、3位に入ったことでホームで試合ができるが、「ピースタでできる幸せと喜びと、長崎県民もピースタで行われるゲームを楽しみにしているし、最高の舞台だと思っているし、最高の舞台で最高の結果を出せると思うので、あとは思う存分戦うだけだと思っています」と話した。 また、同じく会見に出席した秋野は「長崎さんの印象は縦に速い、カウンター。この3週間でしっかり準備していきたいと考えていたので、考え過ぎずに自分たちのやるべきことをやる」と仙台の印象についてコメント。3位でPOに進出となったことで、引き分けでも決勝に進出できるが、「レギュレーションはありますが、あまり意識しすぎないことが大事かなと思います」と油断はせずも、「ただ有利ということは変わりないので、うまく、賢く戦えればいいなと思います」と話している。 最後に秋野は「僕が長崎に来て6シーズン、この6年間ずっと長崎はあと一歩のところで昇格を逃しているので、今年こそは長崎県民の皆さんを笑顔にできるように、最高の結果で喜びを分かち合いたいです。そのためには皆さんの力が必要なのでピースタで後押ししていただいて、素晴らしい雰囲気で仙台さんを飲み込んで勝ちたいと思います」と意気込んだ。
フットボールチャンネル編集部