新潟放送

スマートフォンのゲームアプリで『賞金』に関する広告をクリックした50代男性が、「受け取るために電子マネーでポイントを購入する必要がある」などと言われ、およそ330万円をだまし取られる被害にあっていたことがわかりました。 警察は特殊詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは新潟県村上市に住む50代男性で、警察によりますと、男性は今年9月中旬ごろ、スマートフォンでゲームアプリを利用していたところ、『賞金』の受け取りに関する広告が表示され、クリックしたということです。 すると別のサイトに遷移してSNSに誘導され“女性”と友達登録をしたといいます。 その後その“女性”からのメッセージに添付されたURLを男性がクリックすると、“マッチングサイト”のようなページに移行し、会員登録をしたところ、「賞金を受け取るには、電子マネーでサイト内のポイントを購入し、そのポイントで相手方とメッセージをやり取りする必要がある」などと指示されたということです。 男性は指示されるがまま、1か月あまりにわたってコンビニエンスストアなどで電子マネーカードを複数回購入、相手側にカード番号を送ったということです。 男性が購入した総額はおよそ330万円に上ります。 その後も、賞金の受け取りはかなわず、男性は追加で電子マネーを購入するため、ATMで現金を引き出そうとしたところ、金融機関の職員から「何度もATMを利用していますが、詐欺被害にあっていませんか?」と言われ、警察に相談し被害が発覚したということです。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。 警察では、「不審なURLや広告はクリックしないように」と呼び掛けています。