なぜマー君はNYでも不敗神話を守れるのか
プホルスのリベンジ宣言
この日、エンゼルス打線は、「「しっかりと(ボールを)待つことで、球数を投げさせることには成功した」(ソーシア監督)と、スプリットを見極めることを攻略方法として徹底していた。だが、それも田中を引きずり降ろすまでにはつながらなかった。 「窮地になるといいピッチングをして、それを脱した」とは、ソーシア監督。それでも、プホルスのリベンジ宣言通り、二度やられないのが、メジャーのプライドである。しかし、田中にもプライドとそれを守るための技術がある。 「研究されようがされまいがそんなことを気にしてずっとやってられない。相手より上回るために自分は投げればいいと思う」 簡単に平伏すつもりなどない。これで防御率は2・27となった。