【鉄道ファンも注目!JR福島駅の“アプローチ線”設置工事】重さ100トン超をどうやって?困難の連続乗り越えたその姿を特別に撮影【福島県】
でも、なぜこんな大変な作業をするのでしょうか?その理由は、福島駅が抱えていた長年の課題! これを解決すれば、東北・山形新幹線がもっと便利になるのです。
その課題というのが? ■JR東日本 東北建設PMO 丸山 巧悦マネージャー 「上りのやまびこがつばさと併結する際には下り2番線に進入する際と、併結後にやまびこつばさとして福島駅から出発する際の2回、東北新幹線の下り線と平面交差をすることが課題となっていた」 今はアプローチ線が1本しかないため、上り線も下りホームに入って連結を行っています。その際、やまびこが下り線をまたぐ「平面交差」が2度、発生しています。この2度の平面交差が福島駅の課題。時間がかかるため、新幹線のダイヤをつくるのに制約が生じます。 また、トラブルが起きた時の復旧も複雑になります。 これを解決するためJRは、つばさが上りホームに入る新たなアプローチ線をもう1本、整備。平面交差をなくすことで安全性を高め、ダイヤの復旧時間も短縮しようというのです。
■JR東日本 東北建設PMO 丸山 巧悦マネージャー 「地域の注目も高いこともありますし、安全に確実に施工をこれからも行っていきたい」 JR福島駅で進む一大プロジェクト。新たなアプローチ線ができることで、東北・山形新幹線の利便性が高まります。