「廃棄された観光バスの座席シート」が美術館にありそうなアートに生まれ変わる! 快適に座れる実用性にもしびれた
東京ベイエリアに「観光バスの座席シート」が設置されていた。なぜ!? 【もっと写真を見る】
■あの「観光バスの座席」がアート作品に! この質感、懐かしいなー! 不思議な模様、硬めのモケット素材。ひと昔前の観光バスの座席シートでは、よく見られたものでした。 いまでは考えられないことですが、当時(30年前くらい?)はシートの裏側にドリンクホルダーとともに灰皿が設置されていて、タバコの香りが漂う大型バスに乗って小旅行へそんな光景が庶民のレジャーとしてありふれていたものでした。 実はこれ、5月26日まで東京ベイエリアで実施中の「SusHi Tech Tokyo 2024」ショーケースプログラムの一環として、「廃材を利用したアート」として展示されているものです。 この座席シートを活用したアートは、お台場「ダイバーシティ東京 プラザ」近くのシンボルプロムナード公園で体験できます。子どもの頃以来に座ってみたけど、やや固めのクッションで、意外に座り心地がいい。 当時普通に使われていたものなので古びてはいるものの、品質は落ちていない。耐用年数が高い優秀な製品なのですね。 ■廃材を活用したアートが他にもたくさん なおSusHi Tech Tokyo 2024のショーケースプログラムは日本科学未来館、シンボルプロムナード公園、海の森エリア、有明アリーナの4会場にまたがって開催されています。廃材を活用したアートは、各会場付近に散りばめられるようにして配置されているので、訪れた際は会場を巡りながら探してみてください。 文● 貝塚/ASCII