元オリックス・中川拓真がヤクルト移籍 火の国サラマンダーズ発表
独立リーグ、ヤマエグループ九州アジアリーグの火の国サラマンダーズ(熊本)は2日、中川拓真捕手(21)がヤクルトに移籍することが決定したと発表した。近日中にヤクルトからも発表される。 中川は愛知・豊橋中央高から2021年にドラフト5位でオリックスに入団。高校通算44本塁打を放った強打と強肩が武器の右投げ右打ちの捕手だ。1軍出場はなく、昨季限りで戦力外通告を受け、火の国に入団した。 ヤクルトは今季、正捕手の中村が上半身のコンディション不良で一時離脱。現在は復帰しているものの、状態を考慮し松本直との併用が続いている。2軍も捕手事情が万全とはいえず、夏場以降の戦いに向けて選手層を厚くした形。球団幹部は「長打力が魅力。夏場にかけて疲労がたまり、けがのリスクも上がる。全ての選手がパフォーマンスを出せるようにするため」と期待した。