「2050年の人口増加率」が高い街ランキング! 2位は「千葉県流山市」、1位は?
国立社会保障・人口問題研究所では、2020年の国勢調査を基に、2050年までの5年ごと30年間について、男女・5歳階級別に人口を推計し、その結果を「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」として発表しました。これは、将来の人口を、都道府県別・市区町村別に求めることを目的としたもので、推計の対象は2023年12月時点の1883市区町村に、いわき市や相馬市など13市町村で構成される福島県の「浜通り地域」を合わせた計1884地域です。 【画像:ランキング30位~1位を見る】 今回はその中から「2050年の人口増加率が高い街」のランキングを紹介します。今から約25年後、人口が増加すると考えられる街はどこなのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
●第2位:千葉県流山市(20.9%)
第2位は「千葉県流山市」で、2050年の人口増加率は20.9%でした。2020年の人口は19万9849人でしたが、2050年には24万1539人になると推計されています。 流山市は人口の増加が続いており、特に直近の10年間では約4.2万人増えています。35~39歳代が最も多く増え、子どもの数も増加。2022年の合計特殊出生率は全国平均や千葉県の平均よりも高い1.50を記録しました。
●第1位:東京都中央区(24.7%)
第1位は「東京都中央区」で、2050年の人口増加率は24.7%でした。2020年の人口は16万9179人でしたが、2050年には21万897人になると推計されています。 東京都中央区の人口は、2023年1月に17万4074人となり、70年ぶりに最大人口を更新しました。1997年1月には7万2090人の最低人口を記録したものの、近年のタワーマンションの建設などによって増加したものと考えられます。中央区では人口減少をうけて、1988年に「定住人口回復対策本部」を設置。住環境の整備を進めるなどしてきました。
ねとらぼリサーチ