サカナクション山口一郎“うつ病”と闘いながらの復活ライブ舞台裏に密着 メンバーの涙に「自分だけが苦しかったんじゃないんだな」
待ってくれていたファン メンバーの涙に「自分だけじゃない…」
待ってくれていたファン メンバーの涙に「自分だけじゃない…」日々体調に変化がある中、なぜ全国ツアーの開催に踏み切れたのか? 山口さんは、完全復活へのリハビリを兼ねて行ったソロツアーの成功が大きいといいます。 「2年間も闘病生活を送ってきて、やっぱりうつ病のことを自分で熟知してきているので。どこかでは必ずしんどい時が来ると思うんです。ただ単独ツアーの時も本当にしんどいときがあったんですが、不思議なことにステージに立ってしまえば大丈夫なんです。ステージにさえ行ければなんとかなるってこともわかったので。」 自分を信じた決断…。 そうして幕を開けたサカナクションとして2年ぶりのライブ。 力強い山口さんの歌とメンバーの演奏に、全身で反応する観客たち。 2年の間に募った思いを爆発させました。 客席から聞こえるファンの「おかえり」の声。 それに対して山口さんは両手を上げ無邪気な笑顔で「ただいまー!」と応えました。 ステージからの光景に、ライブ中にドラムの江島さんが思わず涙を流す場面も…。 江島さんの肩を抱き山口さんが声をかけます。 ライブについて山口さんは、 「メンバーもこの日を迎えるために頑張ってくれたし、嬉しかったです。泣いているのを見て。同じ気持ちだったんだなというか、自分だけが苦しかったんじゃないんだなっていう…。2年間の自分の病気で苦しかった時のこととかがフラッシュバックしてきたし、この瞬間のために頑張ってきていたっていうのを噛み締めながら。祈るように歌っていましたね。」と語りました。 「これからも僕たち私たちサカナクションを、よろしくお願いします!」 ライブでファンに向けて復活を力強く呼びかけた山口さん。 最後に舞台裏でも、グループの再出発についてあらためて語りました。 「自分のこの病気と付き合っていきながら、ありのままの、病気と肩を組みながら音楽好きの兄ちゃん、姉ちゃんの人生をそのままさらけ出してミュージシャンとしてやっていく姿をちゃんと見せることが大事かなと。 ここから始まるだけだから。新しいサカナクション、新しい自分にね。」 (『めざましテレビ』2024年4月23日放送より)
めざましテレビ