リヴァプール加入後公式戦115試合で36G19A 今季19試合で3G2Aのヌニェスをオーウェンはどう評価している? 「彼が劇的に上達するとは思わない」
復帰後は再びジョタが一番手か
元リヴァプールのストライカー、マイケル・オーウェン氏はウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(25)について、少し厳しい評価を下している。 2022年にベンフィカからリヴァプールにやってきたヌニェスはここまで同クラブで公式戦115試合に出場し、36ゴール19アシストをマークしている。昨シーズンは公式戦54試合で18ゴール13アシストと加入1年目の22-23シーズン(公式戦42試合で15ゴール4アシスト)より大きく数字を伸ばしたが、今シーズンはここまで公式戦19試合で3ゴール2アシスト。ディオゴ・ジョタの怪我もあり、出場時間は確保しているが、数字は昨シーズンのように伸ばせていない。 もちろん、ゴールやアシスト以外の献身的な守備の姿勢などをアルネ・スロット監督らは高く評価しているが、今シーズンの数字では少し物足りないか。リヴァプールは同選手の獲得に6400万ポンドを費やしており、大きな期待がウルグアイ代表ストライカーには寄せられている。 そんななか、ヌニェスが将来リヴァプールでもベンフィカ時代のように得点を量産できるかどうかを聞かれたオーウェン氏は「いいえ、できないだろう」と答え、次のように評価している。 「私はダルウィンについて、自分の目で見たものがすべてだと考えるようになったと思う。今の年齢では彼が劇的に上達するとは思わない。彼は素晴らしい素質を持っているが、同時に彼のプレイにはいくつかの弱点があるとも思う。初めて彼を見たとき、私は、彼がどんな選手なのかだけでなく、彼が将来どんな選手になるのかを知ることができることにとても興奮したと思う」 「でも正直に言うと、彼はおそらく今のままだろう。もし彼が次のレベルに進み、そのギャップを改善しようとしていたら、今頃大きな進歩が見られたはずだ。私は彼が後退しているとは思わない。もちろんそうではない。しかし、彼が急速に進歩しているとは思わない」 「彼はリヴァプールが獲得した時の選手とほぼ同じだと思う。それでもチームにとって本当に貴重な戦力であり、今後も相応のゴールを挙げるだろう。素晴らしい選手になる可能性を秘めていたし、そのレベルまで到達するとは思わないが、リヴァプールにとって貴重な戦力になるだろう」(リヴァプール専門サイト『Liverpool.com』より) ヌニェスは25歳と特別若いわけではないが、これから全盛期を迎える可能性もある。しかし、オーウェン氏は今後もリヴァプールとって貴重な戦力であることには変わらないと主張しながらも、大きな成長は見込めないと厳しい評決を下している。 ジョタ復帰後は再び、一番手の座を奪われる可能性もあるが、ヌニェスはライアン・グラフェンベルフやルイス・ディアスのようにスロット新監督のもと、成長し、オーウェン氏のこの評価を覆すことができるか。
構成/ザ・ワールド編集部