【中継】太宰府市の猛暑日は60日目に突入 9月半ばなのに最高気温は37.5℃ 市長「冷たい梅ヶ枝餅など開発のきっかけに」暑さいつまで 福岡
FBS福岡放送
9月中旬になっても厳しい残暑が続いています。福岡県内は18日も気温が上がり、太宰府市はことし60日目の猛暑日となりました。現場から中継です。阿部さん。
■阿部まみアナウンサー 太宰府天満宮の参道です。1時間前と比べると少し風が出てきましたが、午後5時を過ぎてもまだ日差しが暑く感じます。地面から届く風も暑く、立っているだけで汗が出てきます。手元の温度計では37.9℃と表示されています。 18日の太宰府市は午後1時すぎに37.5℃を記録し、これで猛暑日が60日目と、国内の最多日数記録を更新し続けています。 5時間前から取材していますが、冷たいものを食べながら歩く観光客の姿も見られました。 参道の梅ヶ枝餅店の方に話を聞いたところ、「この暑さで梅ヶ枝餅の売れ行きが去年の2分の1になった。お天道様には勝てない。大変です」と話していました。 一方で売れ行きが伸びているものもあり、サイダーは休日には100本近く売れるということです。 ■参道の店の人 「長い間これだけの暑さが続いているので、キンキンに冷えたサイダーを買い求めるお客様がたくさんいらっしゃいます。」 このように、皆さん、熱中症対策をしながら観光を楽しんでいました。
厳しい残暑となった福岡県太宰府市では、観光客が万全の暑さ対策をして参道を歩いていました。 ■訪れた人 「日差しがとにかく強くて暑い。」 「日傘がないと無理ですね。」 「暑いです。9月の中旬なら涼しいからいいだろうと思っていたら、60日目に当たりました。」 太宰府市の18日の最高気温は37.5℃でした。猛暑日となるのは60日目で、国内の最多記録を更新し続けています。
暑さで全国的に注目される太宰府市役所では18日、「学生まちづくり課題解決プロジェクト」と題し、高校生や大学生が太宰府市を活性化させるアイデアを発表していました。 ■太宰府高校の生徒 「太宰府市には観光客が多く訪れていますが、太宰府天満宮しか知らない人も多くいるため、滞在時間がとても短いです。」 太宰府高校の生徒からは、外国人観光客の滞在時間を延ばすため、梅ヶ枝餅焼き体験など月替わりのイベントを開く案が出されました。 エントリーが7月からだったため、猛暑に絡めたアイデアはありませんでしたが、審査に参加していた太宰府市の楠田市長は次のように話しました。
■太宰府市・楠田大蔵市長 「外国からの方にも、太宰府は暑い・日差しが強いという新たなイメージがあるようなので、冷たい梅ヶ枝餅や冷たい新しいスイーツなど、新しいお土産を開発するきっかけにもなるんじゃないかと。」 この暑さは20日ごろまで続く見込みですが、3連休には落ち着くとみられています。来週からは少しずつ秋を感じられそうです。