「残りの人生で償なっていく」同居の母親を殺害した罪 被告の男に懲役14年求刑
テレビ高知
2023年、高知市で同居していた母親を包丁で刺して殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が結審し、検察官は懲役14年を求刑しました。 殺人の罪に問われているのは高知市神田の無職 金子圭克(かねこ・けいすけ)被告(58)です。起訴内容によりますと金子被告は2023年6月同居する母、美智子(みちこ)さんの左胸を包丁で1回突き刺して殺害した罪に問われています。事実関係に争いはなく、争点は量刑です。 検察官は、「強固な犯意に基づく犯行で危険性が高く残忍」と指摘。結果が極めて重大なことや犯行の経緯に酌むべき事情がないことなどをあげ、懲役14年を求めました。一方弁護人は、刺した回数にふれ、「複数回刺して殺害した事案に比べれば残虐性は高くない」と主張。被告には自首が成立しているなどとして、懲役6年を求めました。 金子被告は最後に「刑に服して残りの人生で償っていく」と述べました。判決は10月22日に言い渡されます。
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