JR西、広島県内の在来線全線で運転見合わせ 山口市で床上浸水2棟
JR西日本は1日、大雨の影響で広島県内を通る在来線の全線について、始発から運転を見合わせたり、取りやめたりしている。 福塩線の福山(広島県福山市)―府中(府中市)間で午前10時過ぎに運転を再開する予定だったが、午後1時以降となった。そのほかの路線については、早くても再開は午後以降になる見込みという。また、一部の区間については終日運転取りやめが決まった。 広島県によると、午前8時現在で県内の住民や住宅の被害は把握していない。 一方、中国地方整備局よると、山口県内では仁保川、佐波川、厚東(ことう)川で河川の水位が上昇。氾濫(はんらん)のおそれがあるとして、「氾濫危険情報」が発表された。 山口市によると、午前9時36分現在、市内で床上浸水2棟、床下浸水2棟の被害が確認されている。(大野晴香、向井光真、大下美倫)
朝日新聞社