米BofA、第2四半期投資銀手数料は10─15%増を予想=CEO
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は30日、第2・四半期の投資銀行業務の手数料は前年同期比10─15%増加するとの見通しを示した。 市場の不安定化や金利上昇、地政学的な混乱などを背景に業界はここほぼ2年間低迷していた。 ただ、株式が最高値付近で推移し、法人顧客が長期化する高金利に適応しつつある中で、投資銀行業務が広く回復する兆しがようやく見えてきたとの見方が、金融大手トップから相次いで表明されている。 モイニハン氏は投資家らに対し、トレーディング収入も第2・四半期は1桁台前半の成長が見込まれ、株式の好調な業績が、伸び悩んでいる債券収入を一部補うと説明した。 またモイニハン氏は、個人消費は依然として伸びているが、そのペースは鈍化していると指摘。一方、米国のローン需要は底堅さを維持しているものの、借り入れコストが上昇しており力強いとまでは言えないと述べた。 第2・四半期の純利息収入は予想の140億ドルを1%下回ると予想している。