くつろぎ方を知らない人になっていない?ストレスを減らす「4種の休息の取り方」
フリーランスエディターのジェニファー・カイトは自分はくつろぎ方を知らない人間だと話す。1日の疲れを癒やそうとソファーに座ってテレビを付けても、頭はずっとフル回転。ベッドに入っても頭は一向に休まらず、いくら深呼吸や瞑想をしても忙しい思考が止められない。考えすぎること自体は精神的な病気じゃない。けれど、頭が休まらないのはストレスフルだし、うつ病や不安神経症にも関連している。 【写真】心が疲れていない?ストレスを感じている「10のサイン」 まずは、いまの自分の休息の取り方を把握すること。あなた自身は、10時間ぶっ通しで寝て1日中ソファーでゴロゴロしないと元気になれないと思っているかもしれないけれど、実際は違ったりする。いまの正直な気分を自分自身に聞いてみよう。疲れている? ストレスを感じている? 精神的に一杯いっぱい? その時々で出てくる感覚は違うけれど、このような感覚には、それぞれ別の種類の休息が必要らしい。イギリス版ウィメンズヘルスから見ていこう。
1.脳の休息
ストレスの最大の要因の1つは脳で、このストレスは私たちの健康に多大な影響を及ぼす。私のように頭を常時フル回転させていると、身体的にも感情的にも疲れてしまう。たまには人生という名のランニングマシンから脳を下ろして、しばらく何も考えないということも大切。夢のような話でしょう? 私は普段から理由も分からずストレスを感じていた。頭の中をTo-Doリストが駆け巡り、いつも精神的に一杯いっぱい。脳の休息の取り方は間違いなく見直したほうがよさそうだ。でも、うるさい思考を落ち着かせ、自分の脳を休ませてあげるには? 「私たちは“いま”に多くの時間を費やしません」とウィレット博士。これは問題。なぜ? 過去や未来のことを考えすぎると幸せが破壊され、ストレスが増幅してしまうから。「私たちが生きなければならないのは“いま”だけです。未来のことは分かりませんし、過去のことは変えられません。“いま”の中に喜びを見つけましょう。子供たちの笑い声や夜ご飯の匂いといった小さなことに気付いてください」 ウィレット博士が言いたいのは、過去でも未来でもなく、いま、この瞬間に自分の周りで起きていることを楽しみましょうということだ。それを知ってからの私は、雨が降るのを数分間眺めたり、外で鳥の鳴き声を聴いたりしながら“いまここ”に意識を向けて、慌ただしい思考を落ち着かせる努力をしている。大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、思考の猛攻撃から脳を休ませることで私の人生は大きく変わった。