クイーン・エリザベス大阪港離岸 多くの人が手を振りお別れ
クイーン・エリザベス大阪港離岸 多くの人が手を振りお別れ THEPAGE大阪
大阪市港区の大阪港に22日午前、豪華クルーズ客船「クイーン・エリザベス」が初入港し、朝から多くの見物人らで天保山周辺はにぎわいを見せた。同船は同日午後11時、約15時間の着岸を終え同港を離岸。遅くにもかかわらず、この時も多くの見物人が訪れ、別れを告げていた。
同市港湾局によると、同船の大きさは総トン数9万901トン、全長 294メートル、乗客定員2081人という巨大なもの。そのため、着岸した際も見物人から「(日本最大級の天保山)大観覧車が小さく見えるのは気のせいか?」という声があがるほど、その大きさに多くの人が驚きの表情をみせていた。 その大観覧車や海遊館など、天保山周辺の夜景はいつもと違い、豪華客船のきらびやかな輝きに、会社帰りに来た見物人から「きれいやわぁ」といった声が聞かれる。カップルで来たという大阪市住吉区の30代の男性は「ネットのニュースを見てここへ寄った。これだけのものはそう簡単に見に来れるものではないんで。いい思い出にします」と笑顔で話していた。 そして、午後11時すぎ、大きな汽笛とともに同船はゆっくりとバックしながら離岸。すると、見物人は大きく手を振り、船の乗客らも手に灯りを持つなどして手を振り返していた。大きく手を振っていた同市港区に住むという男性は「こういう平和な光景ってほんまにええもんですね。無事に旅を終えてほしいです」と話していた。