撮影／川原崎宣喜

タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ＆ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【写真を見る】大学のこども心理学部に在籍中、現役大学生・つるの剛士 48歳の今 連載初回は、つるの家の子育て話を伺う前に、つるのさんがひと目あったその時に「この人と結婚する！」と感じたという妻・美紀さんとの出会いから結婚に至るまでのエピソードをタップリと語っていただきました。

出会った瞬間にビビビッて感覚、本当にあるんですよ！

奥さんとの出会いと結婚は27歳のときです。そのころ僕は、結婚がしたくてしょうがなかったんです。とにかく早く結婚をして家庭を、生活の土台をしっかり作ってから仕事に本腰を入れたいと思っていて、結婚相談サイトに仮登録をしたくらいでした（笑）。 そんな矢先、テレビの新番組の打ち合わせにスタイリストとしてやってきたのが今の奥さんなんです。もうね、会議室の扉をあけて彼女が入ってきた瞬間に「うわっ、この人だ！」って電撃が走って、運命を感じたんです。今までの恋愛や失恋はこの人との出会いのためにあったんだ。この人と結婚するんだって。 だから、その日のうちに名刺に書かれていた電話番号に電話をかけて、食事に誘いました。彼女は、スタッフみんなの食事会だと思ったらしく快諾。でも、待ち合わせの場所には僕しかいないわけです。 「えっ？　つるのさん、おひとりですか……」と困惑している彼女に「そうです。さあ行きましょう」って、行きつけの居酒屋へ向かってそのまま告白したんです。「僕、ひとめぼれしちゃったんですけど、付き合ってください」って。でも彼女には「はぁ？　今日お会いしたばかりでいきなりそんな……今、お付き合いしている人もいますし」って、あっさり断られました。まあ、そうなりますよね。