大矢氏「気合いの塊」、「気持ちがすごく攻撃的」トップバッターDeNA・桑原が日本シリーズMVP!
3日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 日本シリーズ2024 DeNA-ソフトバンク 第6戦』で解説を務めた大矢明彦氏が、DeNA・桑原将志について言及した。 『1番・中堅』でスタメン出場した桑原は0-0の初回の第1打席、ソフトバンク先発・有原航平が2ボール1ストライクから投じた4球目のツーシームをショートへ弾き返す内野安打で出塁。 大矢氏は「攻撃的なんですよ。1球目のアウトコースの真っ直ぐ、手を出しましたよね。2つボールの見逃した後、真っ直ぐインサイド寄りに来たのをしっかり打ちに行って、詰まりましたけど気持ちがすごく攻撃的。その気持ちがヘッドスライディングに結びつきましたね」と評価。 桑原は1-0の3回二死二、三塁の第2打席、有原が1ストライクから投じた2球目のツーシームをレフト前に2点適時二塁打。大矢氏は「気合いの塊みたいな。1球目から真っ直ぐ系統の球を打ちにいくぞと気持ちが、同じような球がインサイドにおそらく来たんですけど、第1打席も三遊間の内野安打でしたよね。同じような球種が来たので、迷わず打ちにいきましたよね」と解説した。 桑原は4-2の4回無死走者なしの第3打席、尾形崇斗が1ボール1ストライクから投じた3球目のスライダーをレフト前に運び猛打賞を達成。4-2の5回一死満塁の第4打席、スチュワートから押し出しの四球を選んだ。 大矢氏は「1番に入ってから本当にすごかったですね」と絶賛したように、桑原は巨人とのCSファイナルステージ第6戦から慣れ親しんだ1番に座り、ソフトバンクとの日本シリーズも6戦全て1番の打順で出場して、打率.444、1本塁打、9打点で日本シリーズMVPに輝いた。 大矢氏は桑原のMVPについては「本当によく働いたと思うんだけど、全員がDeNAらしく戦った代表が桑原みたいな感じが僕はしましたね。彼が引っ張ってくれて、流れを掴んでくれたというのは当然のことなんですけど、DeNAらしい野球がクライマックスになってからどんどんできた。それの集大成を桑原が演じてくれたんじゃないかなと思いますね」と話していた。 ▼ 桑原将志 「(MVPコールされた時)俺だろうと思いながら待っていました。試合終わってから思っていました。(横浜スタジアムの景色)正直本当、ずっと気を張り詰めていたので、本当に綺麗な夜空が見れて良かったです。(試合前もベンチでどんな声がけをした?)先を見ずに今まで通り全力で絶対勝つぞと、シンプルな言葉をみんなに伝えました。(7年前の日本シリーズ経験)王手をかけていましたし、今日決めてやると先走る気持ちもわかりますし、僕自身も今日で決めたいという思いがありました。気持ちが先走って、自分の役割を見失わないようにその場、その場でできることをしっかりできればいいかなと思って声をかけました(日本シリーズ9打点)本当に光栄に思います。本当にそれだけです」 (ニッポン放送ショウアップナイター)
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