【写真：Getty Images】

　イングランド国内にとどまらず、世界中から人気を集めるプレミアリーグ。各クラブに紆余曲折がある中で、最も多くの観衆を動員しているクラブはどこなのか。今回はプレミアリーグでのホームゲームの平均入場者数を集計してランキング形式で紹介する（データは『transfermarkt』を参照。3月31日現在）。

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1位：マンチェスター・ユナイテッド ホームスタジアム：オールド・トラッフォード（収容可能人数：7万4879人） 平均入場者数：7万3523人 　世界トップクラスのサポーターを持つマンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグの平均入場者数ランキングでトップに立った。その数は7万3523人と、2位を1万人以上上回るダントツでの1位となった。 　1位は一見ポジティブにも捉えられるが、その内情はあまりよくない。本拠地オールド・トラッフォードの収容可能人数は7万4879人であり、今シーズンの平均入場者数も7万3523人と多くの人が訪れている。ただこれは、多い時は1試合あたり7万4000人以上を動員していたマンチェスター・ユナイテッドの高い基準の中で見ると少ない方なのだ。 　7万3815人を記録した昨シーズンと比較をしても、1試合あたり300人あまり少ない。これはホームでの成績の悪さが直結していると言えるだろう。昨シーズンにマンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグのホームゲームで1敗しか喫しなかった。ところが今シーズンは開幕から不甲斐ない戦いが続き、第32節終了時点で5敗も喫している。今後もオールド・トラッフォードでの試合を簡単に落とすことや欧州カップ戦出場権を逃すことになれば、来シーズン以降の集客にも影響が出かねない。