伊藤氏は落選、三反園氏でも…自民鹿児島県連支援の現職知事、3度目でようやく勝利 森山裕会長、衆院選へ「プラスになる」
自民党鹿児島県連は7日投開票の県知事選で推薦した現職の塩田康一氏(58)が再選を果たしたことで、知事選で支援した候補の3連敗を回避した。自民派閥の裏金事件を受けた逆風で他県の知事選や衆院補選の敗北が続いていた中、貴重な1勝といえそうだ。 【写真】鹿児島県知事選で塩田康一氏の応援に駆け付けた森山裕氏(右から2人目中央)=1日、錦江町のJA鹿児島きもつき田代支所
党総務会長を務める森山裕県連会長は南日本新聞の取材に、歴代知事選では現職を推してきたと説明。今回は「いい結果を出せた」と述べた。今後の衆院選などに向けても「プラスになる勝利だ」との認識を示した。 森山氏は塩田氏当選を喜ぶ一方、原発運転延長など賛否が割れる政策への判断については「八方美人では政治はできない。局面によっては決断してもらわないといけない」と注文した。 自民は前々回知事選で伊藤祐一郎氏、前回は三反園訓氏=当時いずれも現職=を推した。
南日本新聞 | 鹿児島