今夜からあす(火)にかけては梅雨前線の活動が活発になりそうです。特に九州南部と四国には線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。

18日(火)午後9時の予想天気図

　きょう(月)は九州北部地方（山口県含む）で梅雨入りの発表がありました。平年より2週間近くほど遅い梅雨入りです。あす(火)にかけては梅雨前線の活動が活発になり、広い範囲で大雨に警戒が必要です。

18日(火)午前3時の雨の予想

　線状降水帯が発生するおそれがあるのは、鹿児島県（奄美地方をのぞく）、宮崎県は今夜(月)～あす(火)午前中。高知県、徳島県、愛媛県、香川県はあす(火)午前中です。 　線状降水帯が発生すると同じ場所で大雨が長き、急激に災害が起こりやすくなります。 　そのほか、九州北部、中国地方、近畿、東海地方もあす(火)の朝になるまでの暗い時間帯に非常に激しい雨が降るおそれがありますので警戒をしてください。関東甲信も午後は雨あしが強まるでしょう。

18日(火)正午までの24時間予想雨量

　あす(火)正午までの24時間に予想される雨の量は、多い所で九州南部と四国で300ミリなどとなっていますが、線状降水帯が発生するとこの雨量を超えるおそれがあります。また、東海や関東甲信は午後も雨が降り、雨の量が増えそうです。

大雨災害が迫っている時は

　まるで梅雨末期のような雨の降り方になるおそれもあります。今夜は崖や斜面からなるべく離れて、身の安全を確保した上でお休みになるなど対策をお願いします。 （気象予報士・菊池真以）