史上最高額は誰だ!? 冬の移籍金ランキング6位。これぞ最高の補強! 近年稀に見るマンUの成功例
間もなく欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕する。冬は夏と比較をすると移籍の動きは少ないが、クラブによっては目先の課題を解決するために思い切った投資をすることもある。今回は、これまでの冬の移籍市場で成立したビッグディールのランキング形式で紹介する。※移籍金は『Transfermarkt』を参照。順位はサイトに準拠
6位:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表) 生年月日:1994年9月8日 移籍先:スポルティングCP(ポルトガル)→マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 移籍日:2020年1月29日 移籍金:6500万ユーロ(約104億円) 6位には、2020年冬にスポルティングCPからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したブルーノ・フェルナンデスがランクインした。 2018年末に発足したオーレ・グンナー・スールシャール体制では、半年後にロメル・ルカクが退団した一方で、代役となる選手を獲得せず、攻撃の軸が定まらなかった。そうした中で迎えた2020年冬の移籍市場でブルーノ・フェルナンデスが加入すると、一気にチームの攻撃が活性化される。 前所属のスポルティングCPで圧倒的なキック精度を武器に得点とアシストを量産していた司令塔は、ユナイテッド移籍後も好調をキープ。マーカス・ラッシュフォードやアントニー・マルシャルらにスルーパスを届けてチャンスを演出するだけでなく、自らもフィニッシャーとして機能した。 即フィットできた要因は、良くも悪くもスールシャールの戦術が固まっていなかったからだろう。それによって個人の即興的な要素が重要となり、これがポルトガル代表MFのプレースタイルと合致。スールシャール体制では通算97試合で44得点33アシストと多くの得点に絡んだ。 2023/24シーズンからは主将に就任するなど、現在もチームリーダーの一人として牽引している。冬加入であっという間にチームの軸となる例はあまり多くなく、直近の5年間における冬の移籍市場では最高の移籍と言えるかもしれない。
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