Number_i（ⒸTOBE Co., Ltd.）

　Number_iの「BON」のMVが、11月4日に再生回数5000万回を突破した。 【写真あり】平野紫耀＆神宮寺勇太＆岸優太、単独公演での堂々とした表情 　「BON」のMVは5月27日に公開され、わずか2日間で1000万回を突破。彼らのデビュー曲「GOAT」は公開3日で1000万回再生を記録したが、それを上回る自身最速記録として話題を集めた。その後も着実に数字を伸ばし、公開から約5カ月で5000万回再生を突破した形となる。 　「BON」は楽曲のテーマである“盆栽”にちなんで、MVにも日本を象徴するモチーフがちりばめられている。エレベーターの扉が襖になっていたり、茶室が登場したり、終盤では紙芝居屋に扮した平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の姿が見られたり……。さらには、『ドラゴンボール』やザ・ドリフターズのコントといった、日本のカルチャーに触れている箇所もある。MVを観るたびに新しい発見があり、隠れた仕掛けを探すためについ何度も見てしまうのも、「BON」のMVが再生回数を伸ばし続けている理由として挙げられるだろう。 　これまで発表されてきたNumber_iのMVは、各作品で繋がりが見られるのも特徴である。「BON」との連作性が顕著なのが「INZM」で、わかりやすい部分で言えば、「BON」のラストで「3人が向かう先に雷が鳴っている」＝次作は「INZM」であることを予告するという伏線が仕込まれていた。一方の「INZM」のMVにも、迷路や紙芝居といった「BON」に登場していたアイテムが見られるなど、さまざまなリンクが張られている。そんな「INZM」のMVも、本稿執筆（11月8日）時点で再生回数は4700万回におよび、「BON」に続く5000万回再生突破が近づいている。 　少し遡ると、10月22日には「Blow Your Cover」のMVも再生回数1000万回を突破した。これで、現在発表されているNumber_iのMV（ダンスパフォーマンスMVなどは除く）の再生回数は、すべて4桁万台に乗った形となる。 　現実とゲームの世界が交差する「INZM」、日本の魅力をユーモアも交えて詰め込んだ「BON」は、楽曲自体との関連性も見られるものの、それぞれ楽曲とは切り離して別のストーリーを楽しめるMVでもある。一方、「Blow Your Cover」は、楽曲の世界観をそのまま映像で表現した作品と言えるだろう。“叶わぬ片思い”をテーマにしたという同MVには、顔をベールで隠した“Blue Girls”と呼ばれる女性が登場し、それが「Blow Your Cover」という楽曲タイトル、楽曲の切ないメッセージ性と重なる。楽曲自体も「INZM」や「BON」とは異なるバラードだが、現在発表されているNumber_iのMVのなかでは、ある種異色な存在でもあるだろう。