ルネサス、数百人削減へ 需要低迷、定昇も見送り
半導体大手ルネサスエレクトロニクスは8日、国内外で数百人規模の人員削減を実施すると明らかにした。今年春の定期昇給(定昇)の実施も見送る。自動車や産業機器向けの半導体の需要が低迷しており、人員配置の適正化を行うと説明している。 国内外の全従業員約2万1千人のうち5%未満に当たる人員を削減する方針を既に従業員に伝えた。産業別労働組合「電機・情報ユニオン」はルネサスに対し、人員削減や定昇見送りの撤回を求め1月中に団体交渉に応じるよう申し入れている。 市況低迷を受けた限定的な人員削減と、定昇延期は昨年も実施した。