小石川後楽園ゆかりの歌人・西行にちなむ短歌を募集
東京都公園協会では、文京区の小石川後楽園(後楽1-6-6)ゆかりの歌人・西行の歌にちなみ「桜」を題として短歌を募集する。 同協会によると、同園には水戸藩祖・頼房(よりふさ)の時代に西行(さいぎょう)の木像を安置した西行堂の遺構がある。現在も残る「駐歩泉(ちゅうほせん)」の碑は、付近の流れを九代斉昭(なりあき)が西行の和歌「道のべにしみづながるる柳かげしばしとてこそ立ち止まりつれ」から命名し、自ら筆をとって建てたもので、そばには夫人の建てたこの和歌の歌碑もある。 西行は世に広く花をめでた歌人として知られ、山家集(さんかしゅう)に収められた「願わくは花のもとにて春死なむそのきさらぎの望月の頃」は特によく知られている。 募集期間は、12月1日(火)~2016年1月31日(日)。応募方法は、園内売札所脇に設置する投歌箱に投函するか、官製はがきに作品、住所、氏名(ふりがな)、電話番号を記入し郵送(〒112-0004 文京区後楽1-6-6 小石川後楽園サービスセンター「短歌」係)。締切日は、2016年2月1日(月)必着。