MLB今季展望…ナ・リーグ西地区は大谷翔平、山本由伸のドジャースが連覇も堅い 東地区ではブレーブスの強力打線も健在
韓国・ソウルでのドジャース・パドレスの開幕シリーズに引き続き、28日(日本時間29日)に北米でのレギュラーシーズンがスタートする。ア・ナ両リーグ各地区の展望を占った。 ★ナ・リーグ 【東地区】昨季307本塁打したブレーブス打線は健在。投手陣もそろい3年連続100勝も有力。追うのは2年連続地区シリーズでブレーブスを倒したフィリーズ。ノラ、ウィーラーの2本柱との長期契約で投手陣も充実。千賀滉大出遅れのメッツはマナエア、セベリーノと低迷から復活期待の2投手の出来がカギ握る。2年前の差・ヤング賞アルカンタラ全休のマーリンズ、若手切り替え時期のナショナルズは厳しい。 【中地区】鈴木誠也、今永昇太のカブス。5年4000万ドルで獲得したカウンセル新監督の存在もありも評判が高い。指揮官を強奪されたブルワーズは、デビュー前に8年8200万ドル契約の20歳チョウリオに注目。ヌートバー出遅れのカージナルスはグレイ、ギブソン、リンの規定投球回入りした3投手補強し2年ぶりV狙う。傑出したチームがないだけに2年目のデラクルーズ遊撃手のレッズ、ヘイズ三塁手のパイレーツら若手が並ぶ両チームにも望みはある。 【西地区】大谷翔平、山本由伸の日本人コンビ獲得のドジャースの地区連覇は揺るがない。昨季リーグVに駆け上がったDバックスは開幕直前に左腕モンゴメリーを獲得、昨季サイ・ヤング賞受賞のスネルと韓国のイチローの異名を持つ李政厚を補強したジャイアンツが2位争いか。ダルビッシュ有に、松井裕樹を加えたパドレスがそれに続く。投打ともに戦力が乏しいロッキーズは1チームだけ蚊帳の外になりそうだ。
報知新聞社