【フィリピン】スチールアジア、カナダに棒鋼を追加輸出
フィリピンの鉄鋼最大手スチール・アジア・マニュファクチャリングは6日、新たに1万4,200トンの高強度棒鋼をカナダに出荷したと発表した。輸出額は880万米ドル(約13億5,300万円)。同国への棒鋼輸出は7回目となる。 スチール・アジアは2019年、カナダのインフラプロジェクト向けに高強度棒鋼の輸出を開始した。これまではマニラ首都圏南方バタンガス州カラカの製鉄所で生産した製品を出荷していたが、今回は南部ミンダナオ地方ダバオの製鉄所が担当し、10月に出荷した。ダバオからの輸出は初となる。 今回の出荷によって、カナダへの棒鋼輸出は累計で5万5,600トンを超えた。3,612万米ドル相当となる。 ダバオの製鉄所はさらに、カナダから3万トン以上、金額にして約12億ペソ(約31億2,200万円)相当を受注済みと説明している。