いわゆる“闇バイト”をSNSで募集したとして、高校生らの姉弟2人と暴力団の男が逮捕された事件で、新たに19歳の男が逮捕されました。 職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の19歳の男です。警察によりますと、男は10月10日頃から20日にかけて、すでに逮捕されている16歳の男子高校生と飲食店従業員の18歳の姉の姉弟2人と指定暴力団道仁会系組幹部・西村達哉容疑者(28)と共謀の上、SNSで「短期間で高収入、やりたい人いたら連絡ください」と投稿し、詐欺事件などで現金を引き出す「受け子」や「出し子」を募集した疑いがもたれています。

県警は姉弟の逮捕後、男を指名手配

男は、闇バイト勧誘グループのリーダー的な立場とみられる西村容疑者から指示を受け、知人関係だった姉弟に闇バイトの募集を依頼した橋渡し的な役割をしていたとみられています。男と姉弟はSNSなどを通してやり取りしていたとみられています。 県警は姉弟の逮捕後、男を指名手配し、26日、京都市内で1人でいたところを逮捕しました。警察は、捜査に支障があるとして男の認否を明らかにしていません。