高崎山B群の新たなボスザルは「オオムギ」 頂上決戦で「女帝」を下して歴史的リーダーに君臨 大分
大分放送
高崎山自然動物園でB群の新たなボスを決めるピーナッツテストが行われました。元C群のボスザルか、女帝の返り咲きか、新たなリーダーは歴史的な快挙を達成しました。 【写真を見る】高崎山B群の新たなボスザルは「オオムギ」 頂上決戦で「女帝」を下して歴史的リーダーに君臨 大分 高崎山の7割にあたる643匹のニホンザルが集まるB群。去年5月に第19代のリーダ-に就任した「ゴロー」は、11月に群れを離脱していたことが判明しました。 ゴローの離脱に伴い、新たなトップ候補に絞られたのは、史上初の女帝に君臨した元リーダーの「ヤケイ」(11)と、C群の元ボスザルで、現在B群2位の「オオムギ」(22)。2匹による頂上決戦です。 (高崎山自然動物園・藤田忠盛さん)「二匹がずば抜けて強いですね。高崎山ではまず、今後もこういうことはない」 頂上決戦の行方を決めるのがピーナッツテストです。このテストは群れで上位なサルほど、エサを優先して食べることができる習性を利用したもので、5回の試験で序列を確認します。 テストの結果、5回中4回、ピーナッツを取った「オオムギ」が、第20代のリーダーに就任することが決定しました。 (来場者)「おもしろかったですね。サルの世界でもサル関係があるんでしょうね」「めっちゃボスみたい、強そう」「平和にみんなを引っ張っていってくれれば」 「オオムギ」がB群とC群でトップに立つのは、高崎山史上2匹目です。これまでは、この快挙を成し遂げたのは、伝説的なサルとして知られる「ベンツ」だけでした。 (高崎山自然動物園・藤田忠盛さん)「体格は大きいけど、非常に優しくて温厚な性格です。ベンツに肩を並べるということで、高崎山の偉大なボスザルになるのではないか」 歴史的な新リーダーが誕生したピーナッツテスト。高崎山自然動物園では4月20日にオオムギの就任式が開催されます。
大分放送