約7割の夫婦「赤ちゃんの睡眠にストレス」乳幼児睡眠コンサルタントが睡眠改善講座でアドバイス「毎日同じねんねルーティーンを」
抱っこ紐の使い方については…
乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん: お子さんのおでこにママがキスできるくらいの高さ。これが両方にとって心地の良い抱っこの仕方。直接ママたちの熱が伝わると(外では)すごく寝づらいのでタオルを間に挟むと良い。注意してもらいたいのは、赤ちゃんのお顔にかからないようにして首元に入れる事。 母親がアドバイス通りにすると、赤ちゃんは眠そうに…落ち着いてきて、もう寝そう、という状態に。母親がそのまま体を揺らしていると、甲斐さんが声をかける。 乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん: 泣きがとまったら動かないほうがいい。なぜかというと、浅い睡眠になったときに動いていないって起きてしまう。 母親が動きを止めると、赤ちゃんはスヤスヤと眠りに入ってくれた。
参加者の感想は・・・
10カ月の赤ちゃんの母親: 初めて知った事もあって、きょうからやりたい。このタオルや抱っこの仕方も教えてもらってよかった。甲斐さんは全部否定せずに受け入れてくださったのでほっとした。 7カ月の赤ちゃんの母親: 家で家事して遊んで夜も起きるから、なんか24時間マラソンをしている感じで、しんどいというので、講座を受けて良くなったらいいと思った。 11カ月の赤ちゃんの父親: 夜泣きとか眠れないときは、できる限り一緒に過ごすというか、抱っこしたり環境を整えられるようにしていきたい。なかなかできていない。 ベビー用品を展開する企業の意識調査によると、赤ちゃんの寝かしつけは約8割の家庭でママが担当しているのが実情である。 甲斐さんは、ママだけで抱え込まずに悩みを言葉にして伝え、パパなど周りの人の手を借りてほしいと訴える。 乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん: パパでも寝かしつけはできるので、多くのパパがサポートさせていただいた後にできるようになっていて、(ママが)1人で『ちょっとお出かけしてくるね』なんてある。そういったご家庭を増やしていきたいので、夫婦で参加していただくような講座をもっと広げていきたいと思う。 日々大変な育児のなかで、わが子とのかけがえのない時間を少しでも楽しんでほしい。それが甲斐さんの願い。 「大変な育児も、本当にわが子をみたらやっぱりかわいいと思える瞬間がたくさんある。そういう瞬間を『ねんね』を改善することで増やすことができるので、そういう家庭を増やしていきたいと思う」と甲斐さんは語った。 (テレビ宮崎)
テレビ宮崎