客席になだれ込んでゲイブ・キッド（左）を追いかける清宮海斗

◆プロレスリング・ノア「ＳＴＡＲ　ＮＡＶＩＧＡＴＩＯＮ　２０２４」（９日、後楽園ホール）観衆９３８ 　プロレスリング・ノアは９日、後楽園ホールで「ＳＴＡＲ　ＮＡＶＩＧＡＴＩＯＮ　２０２４」を開催した。 　メインイベントのスペシャルタッグマッチで「ＡＬＬ　ＲＥＢＥＬＬＩＯＮ」のＧＨＣヘビー級王者・清宮海斗が拳王と組んでゲイブ・キッド、ジェイク・リーと対戦。５・４日本武道館での「ＡＬＬ　ＴＯＧＥＴＨＥＲ」で新日本プロレス「バレットクラブ・ウォードックス」のゲイブに襲撃されＧＨＣベルトを強奪された清宮。因縁の相手と６・１６横浜ＢＵＮＴＡＩで初防衛戦で対戦が決定した。 　決戦１週間前の前哨戦でゲイブは強奪したＧＨＣベルトを掲げリングイン。マイクを持ち清宮、ノアファンを挑発すると館内は大ブーイングに包まれた。続いて拳王と共に入場した清宮は一直線にゲイブを襲撃し大混乱の中、ゴングが鳴った。４人は場外乱闘に突入。南側客席になだれ込んだ清宮とゲイブは、バルコニー席まで大乱闘を展開した。 　騒然とする中の乱戦は、場外でゲイブの椅子攻撃を脳天に食らった清宮が大流血。ジェイクと拳王も場外乱闘となり、４人がリング外でルール無用の激戦となり１９分０２秒、両者リングアウトとなった。ノアの試合でメインが両者リングアウトの不透明決着は異例。ゴングが鳴った後も清宮は、ゲイブを追いかけ、錯乱するなか、変型シャイニングウイザードで因縁の相手をＫＯするとベルト奪い返した。 　血に染まった顔面でマイクを持った清宮はゲイブへ「ベルトを返してもらうぞ！」と絶叫すると「横浜ＢＵＮＴＡＩでお前を血祭りにしてやるぞ！次のＢＵＮＴＡＩで完全決着だ！」とＧＨＣ戦で完全決着ルールを要求。そして「俺たちはＡＬＬ　ＲＥＢＥＬＬＩＯＮ。すべては革命のために」と高らかに宣言した。 　◆６・９後楽園全成績 　▼メインイベント・スペシャルタッグマッチ △清宮海斗、拳王（１９分０２秒、両者リングアウト）ゲイブ・キッド、ジェイク・リー△ 　▼ＧＨＣジュニアタッグ選手権 挑戦者組・近藤修司、Ｅｉｔａ（１４分０９秒、Ｉｍｐｅｒｉａｌ　Ｕｎｏ→片エビ固め）王者組・ＹＯ―ＨＥＹ●、タダスケ 　▼シングルマッチ ○丸藤正道（１１分４４秒、藤原組長）ジャック・モリス● 　▼６人タッグマッチ ○大岩陵平、佐々木憂流迦、タイタス・アレクサンダー（１２分３８秒、ドクターボム→エビ固め）マサ北宮、稲葉大樹●、谷口周平 　▼ＡＭＡＫＵＳＡ復帰戦タッグマッチ ○ＡＭＡＫＵＳＡ、宮脇純太（９分０４秒、開国→片エビ固め）アレハンドロ、クリストバル● 　▼６人タッグマッチ ＨＡＹＡＴＡ、○スターボーイ・チャーリー、大和田侑（１２分４６秒、コスミックスワールド→片エビ固め）ダガ、小川良成、スペル・クレイジー● 　▼シングルマッチ ○アンソニー・グリーン（９分３３秒、首固め）杉浦貴● 　▼タッグマッチ ○ニンジャ・マック、大原はじめ（７分５６秒、フェニックススプラッシュ→片エビ固め）小峠篤司、Ｈｉ６９●