「ベネトン」が新CEOを任命か 創業者は現経営陣に「裏切られたと感じている」
レノンCEOは、00年に世界最大のアイウエア企業ルックスオティカ(LUXOTTICA、現エシロールルックスオティカ)に入社。10年のキャリアを積んだ後、サフィロ(SAFILO)やケリング(KERING)のアイウエア部門を経て、大手アイウエア企業マルコリン(MARCOLIN)に加わった。17年にCEOに就任。20年4月、現職としてベネトンに入社した。
スフォルツァは、イタリアの郵便事業を行うポスタ・イタリアーネ(POSTA ITALIANE)の最高財務責任者やゲーム会社ゲームネット(GAMENET)のCEO、鉄鋼会社イルヴァ(ILVA)の最高執行責任者などの要職を歴任。財務部門の経験が豊富で、建設会社アスタルディー(ASTALDI)の経営破綻に伴う清算手続きなども手掛けた。情報筋によれば、同氏は「ベネトンの組織再編および事業再建」を担うことを期待されており、株主総会で新たに選任された取締役会により、正式にCEOに任命されるという。