腹痛で「新幹線」を乗り逃した! 指定席だったけど、チケットは買いなおす必要がある? 支払いが「必要・不要」なパターンを解説
新幹線に乗る時間が迫っているけれど、どうしてもおなかの具合が悪くて、トイレにこもっていたら新幹線が出発してしまった……人生の中でそんなこともあるかもしれません。 実は新幹線のチケットにはいくつか種類があって、乗り遅れてもダメージが小さいパターンと、致命傷になるくらい大きなダメージを受けてしまうパターンがあります。きっぷの種類によっては、乗り遅れると乗車券も含めて全て無効となる場合があるので注意が必要です。 本記事では新幹線に乗り遅れた場合のきっぷの扱いを解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
通常のきっぷの場合は後続の普通自由席に座れる
JR各社(北海道旅客鉄道、東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、九州旅客鉄道)は「新幹線の指定席特急券やグリーン券は、指定された列車の発車時刻を過ぎると無効になる」と規定しています。 ただし、「乗り遅れた場合でも指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら、普通車自由席に限ってご利用いただけます」という規定もあるため、指定席を諦めれば追加料金はかからず後続の新幹線に乗ることは可能です。 年末年始やゴールデンウィークなどの最繁忙期は、のぞみ号の全席指定席化が行われます。この期間に乗り遅れた場合、自由席がないのでデッキ等に立って移動することになるため、乗り遅れないように注意が必要です。 ■新たに指定席に座る場合は指定席特急券全額の支払いが必要 乗り遅れても指定席に座りたい場合は、指定席特急券を買い直さなければなりません。この時に支払うのは指定席特急券料金全額です。「指定席特急券から特急券(自由席)の差額」ではありません。 特に京都から東京に向かう場合のように、始発ではない駅から新幹線に乗る場合は自由席が空いていないことも多いので、特急券を買い直して指定席に座るか、数時間の立ち移動を覚悟してそのまま乗るか難しい選択を迫られます。 ■乗り遅れそうになったら列車発車までに変更手続きを! 乗り遅れそうになったら出発時刻までに、列車の変更をしましょう。JR各社は1度に限り、列車の変更を認めています。指定席券売機でも手続きができるので、乗り遅れるかもしれないタイミングで、手続きをすることで無駄な出費を避けられるのです。