韓国共助捜査本部、尹大統領に18日の出席要求予定…内乱・職権乱用容疑
12月3日の非常戒厳事態を捜査している共助捜査本部は16日、「きょう尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する出席要求書を大統領室に伝達する予定」と明らかにした。 警察庁国家捜査本部、高位公職者犯罪捜査処、国防部調査本部で構成された共助捜査本部はこの日メディア公示を通じてこのように明らかにした。 共助捜査本部は尹大統領に18日午前10時に政府果川(クァチョン)庁舎にある高位公職者犯罪捜査処庁舎に出席するよう通知するという。尹大統領の容疑は内乱と職権乱用などだ。 合わせて警察特別捜査団は捜査中である非常戒厳事件の一部をこの日午前9時ごろ高位公職者犯罪捜査処に移行したと明らかにした。警察は、尹大統領関連捜査事件は高位公職者犯罪捜査処に移行し、残りの事件に対しては継続して直接捜査していくという。 共助捜査本部は「迅速で効率的な非常戒厳捜査に向け高位公職者犯罪捜査処の要請を受け入れたもの。今後も関連捜査を通じて確保した資料を高位公職者犯罪捜査処に持続的に提供し合同捜査を継続する予定」と話した。 検察も尹大統領に出席を通知したが尹大統領は応じなかった。検察非常戒厳特別捜査本部は11日、尹大統領に対し15日午前10時にソウル中央地検に出席するよう通知したが尹大統領は出席しなかったと明らかにした。 尹大統領は弁護団選任が完了していないという理由を挙げ欠席したという。これに対し検察もこの日のうちに2度目の召喚通知をする計画だ。 検察に続き共助捜査本部も尹大統領に召喚を通知したことで尹大統領への調査が迫っているとの見方が出ている。尹大統領が出席要求に応じなければ検察や共助捜査本部が裁判所に逮捕状を請求し強制拘引に出る可能性もある。