なべおさみ、85歳で年の数だけスクワットを達成！相撲の四股のようなスクワットだ

　タレントのなべおさみ（85）が11日『歳の数だけスクワット!!』に挑戦、一度も休まず見事に成功した。 　5月2日に85歳の誕生日を迎えたなべさんは、長男なべやかん(53)のインスタライブに出演し「やれるかどうか、やってみます」と意気込むと、四股のようなどっしりしたフォームで正確に、それも軽快に85回を達成した。しかし、凄いのはその若々しさ！なべさんに秘訣を聞いた。 【フォト＆動画】なべおさみさんのスクワットの方法！８５回動画も 　トレーニングについては「毎日、お風呂に入るとき、スクワット、腕立て、腹筋をやってます。スクワットは今回年の数だけに挑戦したけど、普段は30回。足をひろげてお尻を落とし、ももと床が平行になるところでストップ。そこで細かく３回屈伸しゆっくり立ち上がるんです。これを1セットで連続３０回」と実演。1セットにつき大小の屈伸合わせ４回なので、30セットで120回の屈伸をしていることになる。これに腕立てと腹筋を30回ずつ。毎日無理なくできる範囲が習慣を得るコツだ。 「これは、もうかなり前からやっているんです。学生時代はラグビーやってて、トレーニングは常にやってました」となべさん。 　どうりでこの軽快ぶりだ。健康の秘訣を聞くと、まず、お酒とタバコはやらない。「お酒は20歳のときにやめ、タバコは50歳のときにやめました。仕事の目標達成の願掛けだったけど、それも叶ってね。おかげで健康でいられる」と笑う。 　なべさんの周りには、これまで酒、タバコを同時に、それもヘビーに嗜んできた昭和の俳優や歌手たちは、結果的に50代60代と短命という。研究期間の調査でも酒、タバコそれぞれにガンのリスクがあるが、同時接種はガンや認知症のリスクを何倍にも高めてしまうという結果もある。 「彼らは毎日の酒の席で豪快、これに使うお金で都内に家が建っちゃうくらい。確かにお金も稼ぐ人たちだけど、病気になったり早く他界したりで、稼ぐ年数が限られる。私はそこまでの人物ではないけど、お酒を飲まないからお金を使わないし、長く健康でいられるからお仕事も頂ける」と、長い尺度で考えると、健康寿命の長い人と、大スターでも健康寿命が短い人では稼ぐお金はさほど変わらないこともあると話してくれた。 食生活については「好き嫌いなく何でも美味しく食べています」とご飯、野菜、お魚、肉などバランスよく取っているといいう。特にサプリの接種はないが強いて言えば乳酸菌の整腸剤くらいとのこと。 　夜は8時、9時くらいには寝る。健康で長生きするには睡眠の深さも大事だ。酒・タバコは睡眠を浅くしてしまうので睡眠を深くしたい人は控えたほうが良いだろう。そして朝5時くらいに起きて犬の散歩に出かけるという健康習慣だ。 「歯は全部自分ので抜けはない。白髪も少しだけです」という驚きの85歳。普段の自身のケアもしっかりやっている。 　 　最後に精神的には「怒（いか）らないことが長生きには重要」と20歳の頃から「怒らない」を信条にしてきたという。この健康さに一歩でも近づきたいところだ。 　なべさんは、現在もタレント活動や執筆、講演活動、老人ホーム訪問など精力的に活動。取材を終え、なべさんの自宅を出るとき、お土産として著書『やくざと芸能界』（なべおさみ著・講談社）を頂いた。昭和の芸能界の裏側、じっくり読みたい。