自転車の「ながらスマホ」で罰金・懲役?11月1日罰則強化 「スピーカー通話」「地図アプリ」NG行為は
熊本放送
自転車を運転しながら、スマホで地図を見ることはありませんか? いわゆる「ながらスマホ」が、11月1日から厳罰化されます。どんな行為が対象になるのか、その罰則は?そして、映像や実験から分かる「ながらスマホ」の危険性…通勤・通学、お出かけの前に、最新の交通ルールを確認しましょう。 【画像を見る】「ながらスマホ」の自転車運転 罰則の例 ■曲がり角から自転車が!夜道に光るスマホ画面 まずは、「ながらスマホ」の自転車による危険な走行を、映像で見てみます。自動車が夜道を運転していると…左の道路から出てきた自転車と衝突。自転車の運転手はスマホを手に、片手運転をしていました。 別の映像でも、夜道を走行していた自動車が左手にスマホを持って画面を見ていた自転車と接触しそうになり、自動車は急ブレーキで停止しました。 (出典:東京農工大学スマートモビリティ研究拠点) ■朝の通勤・通学時間にも…「孫には注意します」 危険な走行は朝の通勤通学の時間帯にも起きています。熊本市内では、自転車に乗りながらスマホを操作する学生の姿がありました。また、自転車に乗り信号待ちをしていた女性は、スマートフォンで電話をしながら横断歩道を渡りはじめました。 街でも、「ながらスマホ」を危惧する声が聞かれました。 70代「見てて『危ない』と思うときは、たびたびあります。孫にそれは注意します」 高校3年生「川沿いの道は人通りが少なくて行きやすいから、自転車乗りながら片手でスマホを見る若者が多い」 法改正が迫る10月末、通行量が多い朝の駅前では、警察官などがチラシを配って交通ルール遵守呼びかけていました。 警察官「自転車の運転で罰則が強化されるので、チラシのご一読をお願いします」 ■「ながらスマホ」罰金は?懲役は? 11月1日、改正された道路交通法が施行となり、自転車運転中の「ながらスマホ」に対する罰則が初めて法律に盛り込まれました。 「ながらスマホ」をすると、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金。事故を起こすなどした場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。