「新人王レースの有力候補」開幕から無傷4連勝のスキーンズに欧州メディア熱視線! 今永昇太、山本由伸ら日本人投手との比較も「エリートの仲間入りを果たした」
話題のルーキーはやはり実力も折り紙付きだ。 ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズが現地時間6月23日、本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に先発登板し、7回を投げ被安打6、1失点、8奪三振の好投を披露した。チームは1-3で敗れたものの、スキーンズに黒星はつかず、初回のヤンディ・ディアスの先頭打者本塁打による1失点にとどめるなどゲームを作り、先発投手としての役割を果たしている。 【動画】最速164キロの快速右腕スキーンズ、“圧巻の奪三振ショー”をチェック! 捕手と投手の“二刀流”でプレーした学生時代を経て、今季よりメジャーリーガーとなり、今月6日のロサンゼルス・ドジャース戦では、憧れを抱いていたという大谷翔平との対戦も注目を集めた。また、ここまで8度の先発でクオリティースタートを6回達成しているルーキーのパフォーマンスには、欧州からも高い関心が寄せられている。 スペインメディア『MARCA』の英国版では6月24日、レイズ戦のスキーンズのピッチングについて「チームは1対 3 で負けたが、ルーキーピッチャーのポール・スキーンズは素晴らしいピッチングを見せた」と振り返っている。 いきなり1点を許した立ち上がりにも触れながら、「この不安定なスタートにもかかわらず、スキーンズはすぐにリズムをつかんだ」とそこからの安定した投球を称えながら、「その後の6イニングで、この新人は得意の速球や、人を惑わすスプリッターやシンカーなど、印象的な投球を繰り広げた」と評価した。 また、4勝0敗、防御率2.14というここまでのスタッツについても、「これにより、彼はエリートの仲間入りを果たした。1901年以降、8回の登板で60奪三振と10未満の四球を達成したナショナルリーグの投手は他にいない」と賛辞を贈っている。 同じくルーキーの先発投手として開幕から多くの白星を積み上げてきた、ドジャースの山本由伸、シカゴ・カブスの今永昇太の名前も挙げており、「安定したパフォーマンスを見せるスキーンズは、ナショナルリーグの新人王レースの有力候補であり、特にロサンゼルス・ドジャースのヤマモトや、シカゴ・カブスのイマナガといった他の有力候補がそれぞれ苦戦している中ではなおさらだ」と見通している。 22歳を迎えたばかりの右腕はファンの視線を集めながらも、ピッチングのクオリティーは高まり続ける一方だ。今後も他のルーキーと比較されることが予想される中で、スキーンズは別格の存在感を放ち、はやくも頭一つ抜け出そうとしている。 構成●THE DIGEST編集部
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