F1を撮るために生まれた“F1より早い”ドローン
今後のF1観戦が変わるかも。 自転車やボートやモモンガみたいなウィングスーツなどなど、陸海空で高速移動するエクストリームなスポーツ動画を配信している、エナジードリンクのレッドブル。
4秒で時速300kmの爆速ドローン
レーシングなど高速で動くスポーツの撮影には高性能のドローンが用いられますが、1年の開発期間を経て時速350kmで飛べる世界最速モデルが完成。ドローンはたったの4秒で時速300kmに達します。 イングランドのシルバーストン・サーキットにて、マックス・フェルスタッペン選手が乗るF1カー「RB20」を追いかけます。 F1からの水しぶきも美しいですが、なんだかゲーム画面みたいな映像ですよね。 従来のモデルは最高時速150km~180kmで飛ばしていたそうですが、倍の速さまで底上げするのはかなりの技術なのではないでしょうか?
試作段階から爆速
試作機1号は、時速310kmに達し直線勝負でF1カーより先にゴール。試作機2号はロケットのような砲弾型に改良したものの、時速300kmでコースを外れ動画配信も止まってしまいました。 咄嗟にホームボタンを押すことで原型を留めたまま着地したところで、テスト飛行は終了。故障の懸念を残したまま次の世代に受け継がれます。
アプデした新型登場
完成品となった「レッドブル・ドローン1」は、レッドブルの先端技術研究所の助けを得て、空力や材料の見直しなどで生まれ変わった新型。ボディーは短く軽くなり、カメラも良くなりました。 雨に見舞われてしまいましたが、撮影は大成功。超高速で飛んでいるのに、角度のキツいコーナリングでは一度止まって振り返り、また追いかけるなど静と動の緩急も見所です。
スピード狂には天職では?
300km前後で飛ばすとなると、操縦する人にスピードを捉える動体視力と繊細な指先が必要そうです。 車やバイクをカっ飛ばすのが好きな人なら、危険な目に遭わずに操作を楽しめるので天職かもしれませんね。 Source: YouTube via MIKE SHOUTS
岡本玄介